
医療事務の仕事内容は?
医療事務の職業に就くには、主に二つの方法があります。
一つ目は、専門の学校に行ったり通信教育などで勉強し、その後、学校から斡旋をしてもらう方法です。
多くの専門学校では、公立病院等の医事業務の受注を行っており、卒業生を職員として送りこんでいます。
学校などの斡旋は、比較的確実に仕事を得ることができ、未経験者でも教育をされてから仕事につけるなどのメリットがあります。
しかし、非常に収入が少ない、決まり事が多い、というのがデメリットとしてよく耳にする事が多いですね。
二つ目の方法は、資格を所有していることを前提としてですが、求人誌や職業安定所、人材派遣センター等に登録するなどの方法です。
メリットとしては、学校等の斡旋より、比較的収入が多い事、自分で勤務先を選択できる、などがあげられます。
デメリットとしては、ほとんど経験のない人の採用を行っていないという事です。
しかし、未経験で全く採用されないということでもありません。
もし、未経験の方が医療機関の採用に応募しようと思った場合、資格等をとったほうがよりチャンスは広がるかと思います。
医療事務の資格は専門学校が主催するものなどたくさんありますが、資格によっては、ほとんど評価の対象にならない事もあります。
おすすめなのは日本医療保険事務協会が主催する、「診療報酬請求事務能力認定試験」です。
乱立する医療事務の資格の評価を統一する目的で設けられたもので厚生省の外郭団体が主催しています。
実力をアピールする目安となると思います。
参考書や過去問題集も多く出版されていて独学される方にも最適です。
内容はちょっと高度かもしれませんが、独学でも真面目に勉強すれば充分合格可能です。
医療事務というと、デスクワークのイメージがあるかもしれませんが、常勤で働く場合は、机にすわりっぱなし、などという事はありません。
それどころか、立っている時間の方がはるかに長いです。
よく「月10日間の勤務で高収入!」なんて求人情報がありますが、ほとんどウソです。
この職業は真面目にコツコツやる人には最適な職業だと思います。
常に勉強は必要ですが、その分やりがいもありますよ。